王侯貴族風 オペラ公演 帝国ホテルで、5月15日

帝国ホテル大阪(大阪市北区)の宴会場でオペラ&ディナーのぜいたくな時間を楽しむ「帝国ホテルオペラシアター」が5月15日、開かれる。7回目となる今回の演目は、モーツァルトの「魔笛」。構成・演出は、日本を代表するオペラ演出家で文化功労者の栗山昌良が今回もあたり、王侯貴族のサロンの雰囲気を届ける。Ballyバリーマフラー

 「魔笛」は、若き王子による姫の救出劇という童話的なストーリーながら、深い精神性をも秘めた作品で、晩年のモーツァルトの最高傑作とされる。
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 初回から演出を手がけている栗山は、ホテルの宴会場で上演するオペラについて、「最初に依頼を受けたときこそ驚いたが、今思えば、オペラは王侯貴族のサロンから生まれたもので、帝国ホテルはそれにふさわしい空間。今までの常識では考えられなかったオペラ公演の場ができたと思う」と話し、世界でも類を見ない公演形態を確立しつつあることに自信をみせる。情報

 出演する声楽家や演奏家は、関西で活躍しているアーティストをこの公演のために特別編成。毎年、この公演で中心的役割を担い、今回は大蛇に追われる王子を助ける「夜の女王」の3人の侍女のうちの1人を演じるメゾ・ソプラノの児玉祐子は「ホテルの宴会場ならではの良さを、栗山先生をはじめとするスタッフ全員で引き出します」と意気込みを話す。オペラ初心者も楽しめる構成になっているという。

 オペラの後は、ホテル料理長がこの日のために書き下ろしたフルコースのメニューを、フルート奏者、榎田雅祥率いるアンサンブルの演奏を聴きながら楽しむ至福の時間が待っている。
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 午後4時から。料金は3万円。